新社会システム総合研究所 セミナー情報

No.S16153 マネジメント&マーケティング戦略特別セミナー
ゼロからの英文契約書実務
〜実務のプロに学ぶ!海外取引担当者必須のスキルを全3回で完全習得〜

セミナー要項
開催日時 2016年5月31日(火)午後1時〜午後5時
2016年6月14日(火)午後1時〜午後4時
2016年6月28日(火)午後1時〜午後4時
会場 SSK セミナールーム
東京都港区西新橋2−6−2 友泉西新橋ビル4F
(03)5532-8850
受講料 【各回】 1名につき 32,400円(税込)(各回ごとのお申込の場合)
【特別割引:任意の2回一括申込の場合(受講者交代可)】 1名につき 50,000円(税込)(特別価格)
【特別割引:全3回一括申込の場合(受講者交代可)】 1名につき 75,000円(税込)(全講座)
備考:
●各回の講座はそれぞれ独立した講座となりますので、単独でのご受講も可能です●
重点講義内容
本講座の内容は、第1回目には、英文契約業務の基本的・一般的留意点である「英文契約の基礎知識」についての講義です。国際化の進展に伴って、多くの個別企業が幅広く海外との直接取引を行うようになっています。ただ、国内の日本語契約とは大きく異なる英文国際契約での取引には、多少とも英文契約の基礎知識が無いと予想外のリスクがあり、思わぬトラブルに巻き込まれる例が後を絶ちません。こうしたトラブルを可能な限り未然に防ぐために、実務経験豊かな講師が、基礎的な英文国際契約の基礎知識を、過去の事例を挙げつつ、また、例文や想定される状況シミュレーションを使って、具体的に分かりやすく解説します。初めて業務に就かれる方以外に、既に経験者の方々にも十分役に立つセミナーです。
第2回は、企業の事業部海外取引ご担当、購買部海外ご担当、及び法務部海外ご担当の方々等で、最近新しくこれらの業務に就かれることになった場合に好適なセミナーです。即ち、海外の取引先と、英文契約の締結を含めた交渉をどのような点に留意しながら進めるべきか等について、実務的に学ぶことが出来るセミナーとなっています。講師の豊富な海外取引経験から多くの有益なアドバイスを得ることができます。
第3回は、第1回、第2回で学んだ知識を基礎として、英文契約の中で最も使用頻度の高いと云われる秘密保持契約の実物を手元に置きながら、より具体的・実務的にその読み方を演習するセミナーです。(必ずしも全3回に参加されなくても、毎回の講義もそれぞれ独立性がありますので、単独回の受講でも十分に役に立つように配慮されています。)
この様に、本講座は、知識・経験ゼロからのスキル習得を目指して、具体的に、且つ、平易に解説し、この講座の受講生が、本講座によって、業務上必要な基礎的実務知識を迅速に身につけることに重点を置いています。
赤坂ビジネスコンサルティング 代表
野口 幸雄 (のぐち ゆきお)氏
第1回 ゼロから習得する「英文契約書の基礎知識」 ※質疑応答/名刺交換あり

1.英文国際契約書の構造と特質(国内契約との違いに焦点を当てる)
〜契約の種類を問わず様式化された4つの部分に分解して理解する。
 基礎的な法律的背景についても解説。
 (1)冒頭部分(契約の効力発生日、前文、約因文言等)
 (2)実質条項部分(契約当事者の権利・義務に関する条文)
 (3)一般条項部分(契約の運営・解釈に関する当事者間の法的な取決め)
 (4)末尾文言部分(契約効力発生日、調印権限問題等)

2.国際契約のものの考え方について
 (1)人間性善説に立った考え方(日本)と人間性悪説に立った考え方
  (アングロ・サクソン系)の差異についての一般論
 (2)個別論(さらに別の一般条項について人間性悪説を検証する)

3.法律英語の特徴(文法、専門用語、長い複雑な条文構造)
 (1)法律英語の文法のポイント(時制tense、助動詞shallの使い方等)
 (2)専門用語(法律用語と一般用語の差、ラテン語、慣用句・熟語等)
 (3)長い複雑な構文(修飾語、句、節の掛かり方のルール)

4.英文契約の第一関門である一般条項(General Provisions)を理解しよう
 (1)英文契約の一般条項の機能
 (2)汎用性の大きい一般条項(15種類)の個別的な説明
第2回 ゼロから習得する「国際契約交渉の進め方」 ※質疑応答/名刺交換あり

1.交渉に入る前に英文契約と日本文契約の違いを認識する
 (1)何故英文契約はやたらに長いのか
 (2)契約書での相手方の縛り方

2.初期の実質的交渉
 (1)レター交換
 (2)秘密保持契約の締結・調印
 (3)合意形成と議事録minuteの作成

3.意向表明状 Letter of Intentの締結
 (1)「レター・オブ・インテント」の機能 
 (2)「レター・オブ・インテント」の法的効力
 (3)「レター・オブ・インテント」の実例

4.最終的な契約条文交渉
 (1)最終契約案をどちらが作成するか
 (2)質疑応答・駆け引き・妥協と譲歩
 (3)交渉決裂の場合も考えながら交渉する
 (4)契約に落ちがないかの検証と準拠法・使用言語・
   紛争解決手段等の規定の挿入
 (5)最終合意内容と契約条項の記載内容の一致の確認
 (6)契約締結の調印権限について

5.契約締結後の手続(取引完結段階)
 (1)契約書の引渡し
 (2)隔地者間の契約書の調印と効力発生時点の問題
 (3)契約修正Amendmentの手続き
第3回 ゼロから習得する「秘密保持契約の読み方・書き方」 ※質疑応答/名刺交換あり

≪英文敬訳の具体例による演習≫
1.英文契約書の「書き方」ルール
 (1)英文契約はどうやって書くのか
 (2)「ゼロベースから和文英訳する」方式
 (3)「類似の英文契約書の条文を編集する」方式
 (4)インターネットのfindlawサイトの活用法

2.秘密保持契約の特質と法的な背景
 (1)秘密保持契約は使われる頻度が高い
 (2)秘密保持契約の締結時期 
 (3)秘密保持契約の機能と特色

3.秘密保持契約の難しい条文の「読み方」、以下逐条的解説)
 (1)契約の冒頭導入部分、前文Whereas Clause
 (2)秘密保持義務の具体的内容・本則
 (3)秘密保持義務の除外例(最小限の除外3項目、追加的な除外3項目
 (4)秘密保持義務以外の必要な制限
   (目的外使用の禁止、開示情報・開示物のコピーの作成禁止、
    秘密情報にアクセスできる者の範囲についての制限)
 (5)保証と表明条項
 (6)不拘束条項
 (7)対価条項
 (8)契約解除の場合の金銭賠償または差止命令
 (9)契約期間の終了
 (10)契約期間終了後に存続する義務 
 (11)一般条項 General Provisions
    (不可抗力条項、完全合意、準拠法、裁判管轄、他)
講師プロフィール
野口 幸雄(のぐち ゆきお)氏
東京大学法学部卒業と同時に、味の素(株)入社。
米国、ドイツ、フランスの駐在員延べ9年間勤務などの後、本社法務部門の担当者・責任者(役員待遇)として約20年間、内外の合弁事業、M&A、輸出入等の各方面の国際契約、及び訴訟業務に携わった。
会社退職後、1999年以来バベル・ユニバーシティ講師として、6年間英文契約書の読み方/書き方の講義を担当した。また、各地の日本貿易振興機構(JETRO)、商工会議所等で、英文契約書のセミナー講師を勤める。
著書に、「基礎からわかる英文契約書」(2006年 かんき出版)、「ひと目でわかる英文契約書」(2011年 かんき出版)がある。