新社会システム総合研究所 セミナー情報

No.S16161 原財団IT特別セミナー
【内閣府/経済産業省/JST】
水素エネルギーの意義と政府の取り組み
〜水素社会へのシナリオ、2030年本格的導入に向けて〜

セミナー要項
開催日時 2016年5月25日(水)午後2時〜午後5時
会場 TKP品川カンファレンスセンターANNEX
東京都港区高輪3−13−1 TAKANAWA COURT
(03)4577-9261
受講料 1名につき 27,000円(税込)
備考:
 
重点講義内容
<1>水素エネルギーの重要性
内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)
「エネルギーキャリア」 サブプログラム・ディレクター
塩沢 文朗 (しおざわ ぶんろう)氏
【14:00〜15:00】

日本が直面しているエネルギー・環境制約との関係で、水素エネルギーに対する「懐疑論」にも触れつつ、日本にとっての水素エネルギー導入の重要性と意義を改めて確認したい。
そのうえで水素社会の実現に向けて必要となる取り組み、特に水素エネルギーの製造技術、水素エネルギー輸送技術(エネルギーキャリア)の重要性について述べ、本講演に続く講演テーマの意義を明らかにする。

1.日本が直面しているエネルギー・環境制約
2.再エネの大量導入手段としての水素エネルギー
3.水素エネルギー導入の状況
4.水素社会へのシナリオ
5.水素社会の構築に必要な取り組み
6.質疑応答/名刺交換
<2>水素社会実現に向けた経済産業省の研究開発の取り組み
経済産業省 産業技術環境局 研究開発課
産業技術総括調査官(エネルギー・環境担当)
村山 昌平 (むらやま しょうへい)氏
【15:10〜15:50】

地球環境問題やエネルギー問題が深刻化する中で、資源制約に縛られず、利用時に二酸化炭素を排出しない水素の利活用への期待が大いに高まってきている。しかし、2030年以降に、本格的に水素エネルギーを導入し、水素社会を実現するためには、環境負荷が少なく低コストで大量に水素を供給できる革新的な技術の開発を戦略的に推進していく必要ある。
本講演では、経済産業省が取り組む水素の製造・貯蔵・輸送技術に関する近年の研究開発の動向を紹介する。

1.水素エネルギーの意義、利点
2.国の水素エネルギー研究開発及び関連動向
3.水素の製造技術について
4.水素の貯蔵・輸送技術について
5.質疑応答/名刺交換
<3>戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア」の取り組み 
(国研)科学技術振興機構 
環境エネルギー研究開発推進部 フェロー
青山 勝博 (あおやま かつひろ)氏
【16:00〜17:00】

低炭素社会の実現、海外で造られた再生可能エネルギーを大量に日本に導入する手段として、水素エネルギーの活用は欠かすことができない。内閣府が主導する、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)では、水素エネルギーのサプライチェーンについて、液化水素、メチルシクロヘキサン、アンモニアの3つのエネルギーキャリアの開発を行っている。このプロジェクトで取り組む、10の開発テーマについてカギとなる技術に触れながら概要を説明すると共に、これまでの成果について紹介する。

1.プロジェクトの枠組み
2.水素エネルギーのサプライチェーン
3.10の開発テーマの概要とカギとなる技術 
4.これまでの開発成果
5.質疑応答/名刺交換
講師プロフィール
塩沢 文朗(しおざわ ぶんろう)氏
1975年 横浜国立大学工学部化学工学科卒業。
1977年 横浜国立大学大学院工学研究科化学工学専攻 修了(工学修士)。
1984年 Stanford大学大学院コミュニケーション学科修了(M.A.)。
1977年 通商産業省入省。
1993〜96年 化学兵器禁止機構(OPCW) 準備委員会 暫定技術事務局出向(オランダ、ハーグ)。
1996〜99年 基礎産業局 化学品安全課長(→化学物質管理課長(機構改革による))。
1999〜01年 通商政策局 経済協力部 技術協力課長。
2001〜03年 大臣官房 参事官(技術担当)。
2003〜04年 経済産業省 大臣官房審議官(産業技術担当)。
2004〜06年 内閣府大臣 官房審議官(科学技術政策担当)。
2006年 退官。
2006〜08年 (財)日本規格協会 理事。
2008年 住友化学(株)入社、主幹 (現在に至る)。
2014年7月〜 内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 「エネルギーキャリア」サブプログラム・ディレクター。
村山 昌平(むらやま しょうへい)氏
1985年 東北大学理学部天文及び地球物理学科第2卒業。
1992年 東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程後期修了(博士・理学)。
1988年〜1990年 国立極地研究所文部技官(第30次日本南極地域観測隊員)。
1990年〜92年 日本学術振興会特別研究員。
1992年 通商産業省工業技術院資源環境技術総合研究所環境影響予測部入所。
2001年 (独)産業技術総合研究所環境管理研究部門(組織改編)、2004年 同所環境管理技術研究部門(組織名変更)。
2010年〜15年 同所同研究部門大気環境評価研究グループ 研究グループ長。
2015年4月〜5月 (国研)産業技術総合研究所環境管理研究部門大気環境動態評価研究グループ 研究グループ長(組織名変更)。
2015年4月〜 岐阜大学流域圏科学研究センター客員教授。
2015年6月〜 同所企画本部総合企画室、経済産業省産業技術環境局研究開発課出向 産業技術総括調査官。
青山 勝博(あおやま かつひろ)氏
1988年 東北大学農学部農芸化学科卒業。
1988年 東京ガス(株)入社。安定同位体を用いた診断薬の研究開発に従事。
1992年〜98年 NEDOプロジェクト「環境調和型水素製造技術研究開発」で地球環境産業技術研究機構(RITE)に出向し、
1992年〜94年生命工学工業技術研究所(現在の産業技術総合研究所)にて研究に従事。
微生物による水素発酵、メタン発酵の研究開発後、研究開発の企画・戦略部門、知的財産室を経て、
2014年7月よりSIP「エネルギーキャリア」の管理法人(国研)科学技術振興機構(JST)に出向し、現在に至る。