新社会システム総合研究所 セミナー情報

No.S16160 原財団IT特別セミナー
【トヨタ/JX/野村総研】
燃料電池車・水素エネルギー事業の最新動向
〜日・欧米・アジアの先駆的な取り組み、水素供給ビジネスモデル、新車・工場のCO2ゼロチャレンジ〜

セミナー要項
開催日時 2016年5月20日(金)午後1時30分〜午後5時
会場 TKP品川カンファレンスセンターANNEX
東京都港区高輪3−13−1 TAKANAWA COURT
(03)4577-9261
受講料 1名につき 27,000円(税込)
備考:
 
重点講義内容
<1>水素・燃料電池市場のグローバル展望
(株)野村総合研究所 グローバル製造業コンサルティング部 
副主任コンサルタント
小川 幸裕 (おがわ ゆきひろ)氏
【13:30〜14:30】

二次エネルギーとしての水素利用拡大と燃料電池技術の普及に向けた、グローバルな業界展望を概観する。水素社会の構築に向けた取り組みは、日本だけではなく欧州、米国でも先駆的な取り組みが行われているほか、中国、韓国などのアジアでも兆しが見られ始めている。日本では燃料電池自動車、エネファームなどの用途が馴染み深いが、その他地域ではフォークリフト、バス、船舶、鉄道などの動力用とほか、中大型発電機、電力貯蔵用などの電力用途など、多様なアプリケーションの実用化が検討されており、裾野が広がりつつある。
本講演では各地域の水素・燃料電池利用拡大の背景や目的を踏まえながら、今後の展望を議論する。

1.水素・燃料電池とは
2.日本における水素・燃料電池
3.北米・欧州における水素・燃料電池
4.中国・韓国における水素・燃料電池
5.質疑応答/名刺交換
<2>水素社会実現に向けたJXの取り組み
JXエネルギー(株) 新エネルギーカンパニー 
水素事業推進部 部長
和久 俊雄 (わく としお)氏
【14:45〜15:45】

燃料電池自動車発売開始とともに、水素社会へのスタートが切られた。当社は、総合エネルギー企業として、将来の燃料電池自動車の普及に備え、水素供給インフラの整備に取り組んでおり、2016年3月末までに、四大都市圏を中心に37カ所の水素ステーションを開所した。さらなる本格的な水素社会の実現に向けて、水素を安定的に供給するには、「製造」「輸送・貯蔵」「利用」の各ステージにおける課題を解決しなくてはならない。
本講演では、各領域におけるJXの取り組み状況と、将来の水素エネルギーを活用した社会システム実現に向けた課題について述べる。 

1.水素の意義と普及に向けた動き
2.水素供給ビジネスモデル
3.水素を「つくる、はこぶ、つかう」技術の現状
4.商用インフラ構築と課題
5.本格的な水素社会の実現に向けた課題
6.質疑応答/名刺交換
<3>低炭素社会に向けたトヨタ自動車のチャレンジ
トヨタ自動車(株) 技術統括部 主査
佐野 誠治 (さの せいじ)氏
【16:00〜17:00】

1900年以降、技術革新やガソリン燃料の普及などによりガソリン自動車が世界中に普及したが、今また自動車は100年ぶりのターニングポイントに直面している。
気候変動、水不足、生物多様性の劣化といった深刻化する地球環境の問題に対して、トヨタ自動車はクルマの持つマイナス要因を限りなくゼロに近づけることを目指してCO2を排出しない次世代自動車の開発や、製造時にCO2を排出しない生産技術の開発に取り組んでいる。

1.自動車普及の歴史
2.新車CO2ゼロチャレンジの概要 
3.工場CO2ゼロチャレンジの概要
4.質疑応答/名刺交換
講師プロフィール
小川 幸裕(おがわ ゆきひろ)氏
2011年 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
同年 (株)野村総合研究所に入社。
入社以降、自動車、エレクトロニクス業界のクライアント向けのコンサルティングプロジェクトに従事。
和久 俊雄(わく としお)氏
1992年 京都大学工学研究科修士課程修了/同年 日本石油(株)に入社。
2001〜2003年 カリフォルニア大学バークレー校化学工学専攻にて客員研究員。
2006年 京都大学博士(工学)取得/同年 新日本石油(株) 中央技術研究所 水素グループマネージャー。
2008年 同 研究開発企画部 R&D企画グループマネージャー。
2010年 JXホールディングス(株) 企画2部 技術戦略グループマネージャー。
2014年 JX日鉱日石エネルギー(株) 先端領域研究所 副所長。
2015年4月より現職JX日鉱日石エネルギー(株) 水素事業推進部 部長。
佐野 誠治(さの せいじ)氏
1991年 トヨタ自動車に入社。
生産技術開発を経て、1999年よりFCV開発を担当、現在に至る。